2014 Ezzy Panther Elite
インターナショナルライダー兼、開発スタッフとしてGraham EzzyやKevin PrichardらのハイレベルなR&Dを繰り返し、ハイクオリティー素材の採用および軽量化やフィーリングの軽さ、新しいチューニング方法、強度面など、David Ezzyの限りなきセイルデザインの探求は30年経った今現在も色あせることはなく、さらにEzzy Sailならではの新たな風の世界への感動と心地よささえ味あわせてくれる新鮮フィーリングのデザインとなっております。
SAIL COLORS
セイルカラーのラインナップ
カラー : オレンジ / イエロー / グリーン
SAIL PHOTO
セイルの写真
「準備中」
*表示されない場合は「Picasa : LEGEND Miyazaki」 でご覧ください。
SPEC & PRICE
セイルのスペック&値段表
2014 Elite | |||||||
size | Luff | Boom | Boom | EzzyMast | Base | [A]通常価格 | [B]変動価格 |
sq.m | Med | Min | Max | Base/Top | Extension | 1$<¥103 | 1$>¥103 |
3.4 | 345 | 139 | 144 | 340/340 | 5cm | ¥81,900 | ¥84,000 |
3.7 | 362 | 144 | 149 | 340/370 | 7cm | ¥82,950 | ¥85,050 |
4.0 | 373 | 148 | 153 | 340/370 | 17cm | ¥84,000 | ¥86,100 |
4.2 | 382 | 150 | 155 | 370/370 | 12cm | ¥85,050 | ¥87,150 |
4.5 | 392 | 155 | 160 | 370/400 | 7cm | ¥86,100 | ¥88,200 |
4.7 | 404 | 158 | 163 | 370/400 | 19cm | ¥87,150 | ¥89,250 |
5.0 | 417 | 162 | 168 | 400/400 | 17cm | ¥88,200 | ¥90,300 |
5.3 | 426 | 168 | 174 | 400/400 | 26cm | ¥89,250 | ¥91,350 |
5.7 | 438 | 173 | 179 | 400/430 | 23cm | ¥91,350 | ¥93,450 |
6.1 | 450 | 177 | 183 | 430/430 | 20cm | ¥93,450 | ¥94,500 |
- 1ドル103円未満で入荷の場合『A』 ⇒ 通常価格を採用いたします。
- 1ドル103円以上で入荷の場合『B』 ⇒ 変動価格を採用いたします。
- 価格決定は仕入れ支払い時点での為替レートで決定いたします。
REPORT
セイルに関する詳しいレポート
セッティング方法を動画で紹介
「準備中」
■ 2014 Ezzy Wave Panther Eliteの変更・改良点
・第3バテンをより薄くすることで安定性能とコントロール性能を向上させています。
・ヘッドツイストが大きくなりすぎてしまわないように、セイルヘッドのラジアルパネル(ヘッドカーブに沿った同間隔の3つ放射状に形成したシーム(継ぎ目)の配置)の改良で、第3バテンのドラフトフォイルをより前方に固定させ、安定性能を向上させています。
・改良されたダウンホールテンション新ゲージ(『Calibrated Downhaul System 』)がより広い風域をカバーできるようにサポートしてくれます。
・新サイズ3.4㎡と6.1㎡が追加されました。
■ 5本バテンと同じ安定感のある仕上がり。なぜ、それが可能か?
現在ある4本バテンのセイルはラフが短く、リーチローチ(リーチのエリア)が大きいものがほとんどだが、それが理想だとは限りません。
これと同じようにセイルを作るといつも、バックハンドに負担を感じ、強風時のコントロールがし辛くなったのです。
それはバテンを1本減らしたからだと推測し、同じようにラフが短く、リーチローチの大きい5本バテンのセイルをいくつか作り、テストしたが結果は同じでした。
そして我々が長年かけて作り上げた5本バテンセイルで確信を得たように、ラフとブーム長、リーチローチの相対比率は保持することが重要であることに気付いたのです。
その結果、Panther Elite(4本バテン)のラフ長とブーム長は5本バテンの時とほぼ同じスペックに仕上がったのです。
■ バテン間のスペースについて
ほとんどの4本バテンセイルのバテン間のスペースはブームの上部からトップにかけてほぼ同じ間隔でデザインされています。
結果、セイルの中腹からトップにかけて極めて大きなバテンスペースが存在し、この幅広いバテンスペースだけが問題ではなく、
バテンの存在位置がフォイルを形成する継ぎ目であるということに問題点があることが判明したのです。
セイルの中腹からトップにかけて幅の広いスペースがあるということは、風を入れ、セイルに負荷がかかりマストがベンドすると正確なセイルフォイルを保持できなかったのです。
ご承知の通り、ほとんどのマストベンドをセイルの中腹部に配置することで、マストがベンドした時、ラフが平らになり、ドラフトが後方(ブームエンド方向)へ移動します。
このエリアにセイルフォイル(ドラフト)を固定することが重要なことはご理解いただけるでしょう。
そこで私は、#3バテンをより上方へ配置し、#2バテンをよりセイルトップへと移動させたのです。もしこの間隔が大きすぎると、リーチツイストが狂ってきます。
そのため#2バテンをトップバテンにできる限り近く配置したのです。
Panther Eliteの#3バテンとフットバテン間の間隔は見た目には一見不自然に感じるが、これが正確にまさに有効に機能したのです。
■ バテンの継ぎ目でのセイルのフォイル形成について
私は2012年のEzzy Sailの開発において多くのことを学び、これを4本バテンに応用することができました。
4本バテンでは、前方に完全固定されたドラフトフォイルを#2バテンまで形成することにより、強風時セイルがフラットになってもセイルフォイルを保持させることができました。
それによって強風時においても理想的な風の流れを作りだすことができるのです。
■ トップバテンのツイストのコントロールについて
#2バテンとトップバテンの間隔は、5本バテンのそれよりも大きいため、ヘッドがオーバーツイストし、フラットになりすぎてしまいます。
そこで、#2バテンからトップにかけて、ヘッドカーブに沿った同間隔の3つ放射状に形成したシーム(継ぎ目)を配置しました。
またヘッド~リーチツイストをよりサポートするためのリーチスラビライザー(補助バテン)として、上部2本に少し硬めの素材を採用しました。
■ セッティング(チューニング)について
Panther Eliteは、正しいダウンテンションをかけるために、まったく新しい方法(『Calibrated Downhaul System 』)を採用しました。
今までリーチ上部にあったマーク(ダウンテンションの目安)はありません。
■ 全てのセイルに正確なダウンテンションのための新しい目盛を装備
この新目盛に従ってセッティングすることで、それぞれのセイルの正確なダウンテンションを容易に見つけることが可能になりました。
そして、個々において正確なセッティングを見つけたら、タックベルトに装備されたゲージ(メジャー)でマストのボトムからタックプーリーボトムまでの距離を測ります。
次回のセッティングでは、この計測値でマストエクステンションの長さを決定することも可能です。
この方法は、どのマストエクステンションでも利用できますが、マストは『Ezzy RDM mast』を基準にしています。
ただし、Ezzy Sailはマストを選ばないのも特徴の一つです。他社のマストを使用される場合、マストの硬さやカーブの違いでこの新ゲージのメモリがぴったり合わないこともありますが、
何度かセイリングを繰り返し、個々のフィーリングに合うダウンホールテンションを見つけ、ゲージの位置を配置し直せば、次回も同じダウンテンションでのセッティングが可能になります。
ノーマルやSDM、RDM等のすべてのマストに適応するマストスリーブやセイルトップのマスト長調整システムに関してもユーザーフレンドリー設計になっております。
Happy Sailing!
David Ezzy.
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カタログ
プリントアウト用PDFファイル
*容量が少し大きいので表示に時間がかかる場合がございます。
- RIGGING GUIDE