イギリス生まれのモールドプラスティック製フィン
G10のグラスファイバー素材やカーボン素材がフィン素材であるという常識を覆し、マルチフィンボードの流行と共にプラスティック素材のフレックスがもたらすグリップ性能と硬いフィンでは抑えきれなかったボードの暴れを抑制、そして何よりもコストパフォーマンスにおいての革命も相まって一気に世界中に広がっていった。多様なフィン形状とサイズ、Fin Box形状もUS、FCS、FUTUREと様々なラインナップが揃っている。
フィンの特徴
K4フィンは、鋳型による一体形成構造で、素材は「プラスティック」と「グラスファイバー」の合成素材で形成されています。
テンプレートやフォイルは、従来のG10フィンとほぼ変わらず、フィンサイズのチョイスの仕方も同じ考え方だ。
しかし大きく異なるのは、材質や異なるデザインの特性を生かした”フレックス”性能がもたらす波の中でのグリップ性能やドライブ性能、コントロール性能といったパフォーマンス探求への多様性とパフォーマンス向上への可能性の拡張が、1本のボードの乗り味をいくつにも変化させてくれるということ。
またコストパフォーマンスにおいてもリーズナブルで、ユーザーにとっては多くのアドバンテージをもたらしてくれる、今まで在るべくして無かったマルチパフォーマンスフィン。
様々なフィンボックスにも対応
US、SLOT,MT、POWER、TUTTLEと様々なボックスに対応していますのでご希望のボックスをご指定ください。
そのほかサーフ用、SUPサーフ用にFCS、Futurefutureにも対応。
K4フィン 硬さ
素材を2タイプ「DF(やわらかめ)・SS(かため)」からチョイス可能。
また「LEON, SHARK 」などは2種類用意しています。
- 「DF(ダイナミックフレックス)」=やわらかめ:ダイナミックなフレックスでクラシックなK4のルーズでグリッピーなフィーリング。
- 「SS(スパースティフ)]=かため:G10素材のようにダイレクトでレスポンシブなスタイルのスーパースティフ。
K4フィン ケア
フィンは傷一つなくツヤツヤと輝いていることが理想である。そこでK4フィンは、プラスティック製のため、傷があれば200〜400のサンドペーパーで簡単にシェイプできる。
K4フィンの使用方法
「トライ」フィンに
K4フィンにおけるトライフィンのベストチョイスは、センターとサイドをほぼ同じサイズ
【例】センター:14cm/サイド:13cmの3枚をチョイスするのが望ましい。
3枚のフィンが同じように(一緒に)バランスよく機能し、クワッドフィンと同じようなルースでスムーズなターン性能に優れている。
「クワッド」フィンに
・フロントは小さく(6 or 8cm)、バックは大きく(15cm)することで、ルースなフィーリングで、ターンの途中でも容易に軌道を修正できる。
スタンダードなフィンチョイスは、フロント:10cm、バック:14cmで、ドライブターン性能が高く、スムーズで波をスライスするようなカットバックがし易い。
掘れ上がった波の中でもコントロールし易く、安心感のある安定したグリップターンができる。
・フロントを大きく(13 or 14cm)、バックは小さく(12cm)というセレクトでも有効性があり、パワーの不足したコンディションでボードをプッシュし易くなる。
たるくパワーのない波の中でボードをしごいて加速させる時や、掘れていない波のトップでカーヴィングターンをする時にフロントフィンを引っかけるようにターンすることができる。
K4フィン ポジション
・フィンを全体的に「後方」へ移動させると・・・
スピード、グリップ力、コントロール性が向上する。ビッグウェイブや強風時、またオンショアコンディションでグリップ力やアップウインド性能も向上。
・フィンを全体的に「前方」に移動させると・・・
ボードはよりルースになり、ファンサイズのウェイブコンディションでの リッピング性能が向上。
・前後のフィンを近づけて直線的なポジションにセットすると・・・
ボードはルースになり、よりピボット的なターンをするようになる。*スモールウェイブコンディションでのパフォーマンスが向上。
*またフィンベースが短く調整幅が広いのも特徴。(他ブランドの同じ大きさのフィンとの比較)
K4フィンのサイズ選びとチューニング
Sail Size | Board Volum | TWIN | TRI | QUAD |
5.7 | 85 | 16 | 13 & 16 | 10 & 14 |
5.3 | 85 | 16 | 13 & 15 | 10 & 14 |
5 | 75 | 15 | 13 & 14 | 8 & 14 |
4.7 | 75 | 15 | 11 & 14 | 8 & 13 |
4.2 | 75 | 15 | 10 & 14 | 8 & 13 |
3.7 | 75 | 14 | 10 & 14 | 6 & 13 |
*上記の表は「75kg」のセイラーが、それぞれの風域で「75L」と「80L」のボードを使用した時のフィンチョイスの一例です。
これらのサイズは、一般的にG10フィンを選んできた時と同じだが、K4フィンの場合はフィンサイズは同じでもよりフレックスする特製が軽くルーズでよりグリップ力のあるコントロール性能に優れたドライブターンを発揮する。
サイズが大きくなるほどより”スティフ”(硬く)、サイズが小さくなるほど”フレックス”するようにデザインされている。またボトムからリップに向かってバーティカル(鋭角)に跳ね上がるようなパフォーマンスもK4フィンの特徴である。